2003年6月20日

スピリアールト ~ 孤独の架橋

 雨が降りしきる6月の初旬、東京・京橋にあるブリヂストン美術館へ『レオン・スピリアールト展』を観に出かけた。平日の美術館は静寂に包まれ、訪れている人々もどことなく知性的に見える。
 とくにスピリアールトのような神秘性を帯びた作家の場合には、会場の静けさは作品を観賞する上で最も大切な要素だ。

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2002年1月30日

奈良美智 ~ 孤独な巡礼

 ヒプノセラピー(催眠心理療法・退行療法)が密かに流行っている。それは誕生時あるいは幼少期に受けたトラウマ(精神的外傷)を見つめ直し、その後の人生に及ぼしているさまざまな問題症状を改善するための心理療法だ。セラピストの誘導により、顕在意識が一時的に休息をはじめ、クライアント(相談者)は、自分自身の心の奥深く潜在意識の領域へと入って行く。

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2001年6月 4日

フランドル、陰うつな哀しみ

 もし仮に、「人生を変えた一冊の書物は?」という質問を誰かが投げかけてきたら、間違いなく私は村上春樹の『ノルウェイの森』を選ぶことになる。

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